コッレ・チドネオにあるブレシア城は、この街のシンボルの一つです。この印象的な中世の要塞からは、ブレシアとその周辺の息を呑むようなパノラマビューを楽しめます。城内には、ヨーロッパでも最も重要な古代武器のコレクションのひとつを所蔵するルイジ・マルゾーリ武器博物館と、リソルジメント博物館があります。城壁や庭園を散策すると、独特の歴史的な雰囲気を味わうことができます。
サンタ・ジュリア博物館は、ブレシアおよびイタリアで最も重要な文化遺産のひとつです。古代の修道院の敷地内にあるこの博物館では、ローマ時代からルネッサンス時代までの街の歴史を訪問者に案内します。展示されている傑作の中でも、デシデリウスの十字架と、最近修復された有名なローマの彫像であるニケの勝利の女神像が際立っています。博物館の空間は、回廊、教会、考古学的遺跡などがあり、魅力的です。
ロッジア広場は、優雅な建物と特徴的な天文時計を備えた、ブレシアのルネッサンス中心地です。市庁舎の所在地であるロッジアは、見事な装飾が施されたファサードで広場を支配しています。この場所は、1974 年の虐殺に関連する歴史的記憶の象徴でもあります。歴史的中心部の散策を始めるのに理想的な集合場所です。
パオロ6世広場には、ロマネスク様式でラ・ロトンダとして知られるヴェッキオ大聖堂と、バロック様式のヌオーヴォ大聖堂の2つの大聖堂があります。ドゥオーモ・ヴェッキオは、円形の構造と印象的な地下室を備え、中世建築の素晴らしい例です。堂々としたドームを持つドゥオーモ・ヌオーヴォは、イタリアでも最大級の規模を誇ります。この広場は、さまざまな歴史的時代を結びつける魅力的な場所です。
このユネスコ世界遺産は、北イタリア最大のローマ遺跡群のひとつです。内部では、ユピテル、ユノ、ミネルヴァに捧げられた古代の神殿であるカピトリウムやローマ劇場を見学できます。考古学公園では、当時の日常生活を物語る旅程を通じて、ローマ時代のブレシアの雰囲気を味わうことができます。
トジオ・マルティネンゴ絵画館は芸術愛好家にとって宝石のような場所です。この美術館には、ラファエロ、モレット、ロマニノなどの芸術家による傑作や、カラヴァッジョの有名な「瞑想する聖フランチェスコ」など、ルネッサンスから 18 世紀までの膨大な作品コレクションが収蔵されています。部屋は丁寧に設えられており、何世紀にもわたるエキサイティングな旅を演出します。
ブレシアのテアトロ・グランデは建築と文化の傑作です。 1810 年にオープンしたこの劇場は、完璧な音響と、ホールを飾る漆喰やフレスコ画などの装飾の素晴らしさで知られています。テアトロ・グランデはオペラやバレエの公演が行われるほか、市内の文化イベントの拠点となっています。
15 世紀に建てられたこの聖域は、ブレシアで最も重要な礼拝所のひとつです。内部にはフレスコ画や芸術作品が豊富に飾られており、回廊は街の中心にある平和のオアシスとなっています。それは偉大な精神性と芸術的美しさを備えた場所です。